ブルガリ アショーマの修理のポイント
ブルガリのクロノグラフモデルをお修理させていただきました。
１.オーバーホール
今回は不具合ではなく定期メンテナンスでのお預りでした為、点検の後問題が無かったのでオーバーホールのみでご対応させていただきました。
今回のムーブメントはクロノグラフ機構のレバー等が表(文字盤側)に搭載されているモデルでした。
２.外装仕上げ
お預かり時、外装は全体的にかなり変色が進んでしまっている状態でした。
ローズゴールドのケースは特に変色がしやすいので丁寧に使っていても、経年と共にこのように変色してしまうことが多々あります。
ただこのような変色はほとんどの場合、表面の部分のみに発生していることが多いので基本は研磨作業のみで除去することが可能です。
全体的に変色していた部分も研磨作業をすることで本来の色を取り戻します。
特に変色の激しかった側面部も各パーツを外し、それぞれ研磨をすることで写真のように蘇ります。
ただ、打痕などは今回のような研磨作業のみでは取り切ることが出来ません。
全体的に鏡面仕上げをすることで目立ちにくくはなりますが、完全に消す為には別途レーザー溶接の作業が必要となります。
まとめ
オーバーホール自体は定期的にしていただいていたようでパーツの摩耗等も見られずオーバーホール作業のみでのご対応が可能でした。
外装に関してはローズゴールドはとても変色のしやすい材質の為、かなり目立つシミがみられましたが、表面的な部分のみでしたので
研磨作業のみでかなり綺麗な状態まで仕上げることが出来ました。
今回研磨のみでは消しきれなかった打痕等も別途レーザー溶接作業をすることで綺麗に仕上げることも可能です。
弊社ではこのようなオーバーホールや外装研磨作業を喜んでお受けさせていただいております。
腕時計のお修理でお悩みのお客様は是非一度、ケイズファクトリーの宅配修理をご検討くださいませ。
