レーザー溶接修理のポイント紹介
お預かり時は中折れ部のステンレスが割れてしまい、完全に分離してしまっている状態でした。
1.破損部分の状態の把握・診断
お預かりした時点で割れてしまっている部分の診断を致します。
見る部分としては「割れた破片は残っているのか」、「原因は錆なのか、経年の使用によるものか」等の状態を確認しまずはレーザーでの補修が可能な状態を見極めます。
2.パイプ別作・レーザー溶接
今回お預かりしたバックルは破損したパーツが欠けている等、そのままつなげるだけでは強度面で非常に弱くなってしまうような状態でした。
そこで、本来の形とは少し変わってしまうのですが別でステンレスのパイプを製作し、破損個所にレーザーで溶接する手法を提案させていただきました。
そうすることで実用に問題ないレベルまでの強度を確保することが可能となりました。
まとめ
今回のお修理ではお客様の希望により部分修理のみでのご対応となりました。
外装研磨とご一緒にお申込みいただきますと写真よりももう少しレーザー痕を目立たないようにすることも可能です。
ケイズファクトリーではこのように時計内部のみではなく外装の破損してしまった部品のお修理等もお受けしております。
外装部品等でお困りの際はぜひご相談ください。