TUDOR ブラックベイの修理のポイント
チューダー・ブラックベイの外装研磨をさせていただきました。
1.お預かり時の状態
半年ほど前に別の店舗でオーバーホール・軽仕上をされたとのことで全体的に細かな擦り傷はあるものの、深い傷や打痕は無く非常に綺麗な状態でした。
内部点検も行いましたが精度も良好でしたのでご依頼通り外装仕上げのみをさせていただきます。
2.外装研磨
今回のお時計は全体的に側面部が鏡面、正面・背面部がヘアライン仕上げとなっています。
もともとあまり大きなキズはありませんでしたので作業前と作業後の違いが判りにくいですが薄い擦れキズが消えたことによりヘアライン部分は少し引き締まった印象になりました。
側面の鏡面部分もラグ周辺の目立つキズが消え、新品のような輝きを取り戻しました。
ブレスのバックル周辺は腕に装着した際、下に来る部分なので他と比べると比較的キズや擦れが多い箇所でしたがしっかりと研磨をし、ヘアラインをかけ直すことで輪郭が際立つようになりました。
まとめ
今回は全体的に綺麗な状態だった為、レーザー溶接等の特殊作業はせずに形を変えず研磨のみでのご対応が可能でした。
大きな打痕や、深いキズ等があった場合は研磨のみで消すのは難しく、レーザー溶接をして打痕を埋めた後に研磨をする必要があります。
弊社ではこのように外装研磨のみのお修理もさせていただけます。
腕時計のお修理をご検討中の方がいらっしゃいましたら、是非ケイズファクトリーの宅配修理をご利用くださいませ。