腕時計のベルト交換のメリットや料金の目安、DIYでの方法などをまとめて解説!

男性ものの時計

腕時計は、そのデザインや機能性だけでなく、その付け心地や使い勝手も重要なポイントです。特に、腕時計のベルトは直接肌に触れる部分であり、快適性やファッション性を左右する大切なパーツの一つです。

しかし、長年使用していると劣化や破損が起こり、時計本体と一緒に交換しなければならなくなることがあります。そこで、本記事では「腕時計のベルト交換」について、使用する素材から注意点、交換方法などを紹介していきますので、ベルト交換を検討されている方はぜひ参考にしてください。

腕時計のベルトの素材は革と金属のどちらがいいの

腕時計のベルトには革や金属など、様々な素材が使われていますが、では、どちらの素材が腕時計に適しているのでしょうか?実は、それぞれにメリット・デメリットがあり、腕時計を使用する環境やスタイルによって使い分けることが大切です。

革のベルトのメリット・デメリット

革のベルトは、種類によって独特な雰囲気があるため、高級感やおしゃれなイメージなど大人な雰囲気を演出することができます。また、金属のベルトよりも軽量なため、長時間の着用でも疲れにくいという利点があります。さらに、金属アレルギーのリスクが低くなることや、金属のベルトよりも価格を抑えることができる点もメリットでしょう。

しかし、高級感のある雰囲気を与えることできる一方で、革ベルトは色味によって与える印象も変化するため、注意が必要です。例えば、黒や茶色などの革ベルトをつければ「堅い」印象を与えるためスーツなどのフォーマルな格好にはマッチしますが、普段使いとしての服装と組み合わせはあまり良くありません。逆に、赤や黄色などの革ベルトをつければ「カジュアル」な印象を与えることが出来るため普段使いに最適となり、スーツなどのフォーマルな格好では避けた方がいいでしょう。

加えて、革は汗や水分に弱く、摩擦によって傷がつきやすいというデメリットがあります。そのため、雨の日や汗をかきやすい夏場は着用を避けるなどの工夫が必要です。また、革のベルトは摩耗が進んでくると伸びてしまい、形が崩れたり、割れたりすることがあります。ベルト留めの穴も少しずつ広がっていきますので、金属のベルトと比べて定期的に交換する必要がある点がデメリットと言えるでしょう。

金属のベルトのメリット・デメリット

金属のベルトは、丈夫で耐久性があり、革に比べて水分や汗に強く、手入れが比較的簡単であるという利点があります。また、金属は光沢があり、洗練された印象を与えるためビジネスシーンでも使用できる一方で、種類によってはカジュアル・スポーティな印象もあるため、用途に合わせて使用することが可能です。

しかし、金属のベルトは柔軟性に乏しく、また、重さがあるものが多いため、人によっては長時間の着用で違和感が生じることがあり、革ベルトほどのフィット感はないため注意が必要です。

また、金属は酸化することで変色したり、表面に傷がつきやすいため、保管場所や使用状況にも注意が必要となります。加えて、革のベルトと比べて金属のベルトは価格が高い傾向がありますので、交換費用が高額になりやすいのもデメリットです。

以上のように、革と金属のベルトにはそれぞれメリットとデメリットがあります。自分のライフスタイルや好み、使用目的に応じて、適切な素材を選ぶことが大切です。

腕時計のベルト交換が必要な時期とは?

腕時計のベルトは、時間の経過や使用頻度によって摩耗してしまい、その結果として傷や劣化が生じます。そのため、ベルトが破損する前に修理や交換をすることが大切です。

一般的に、革のベルトであれば2年から3年ほどで交換が必要になる場合が多いとされています。もちろん、雨の日や夏場にも使うなどの使用環境や、毎日装着するなどの使用頻度によっては早期に交換が必要になる場合もあります。

一方で、金属のベルトは耐久性が高く、革のベルトほどの頻度で交換する必要はありません。しかし、ベルトに傷などが見られた場合は、研磨仕上げを検討されることをおすすめします。特に、傷が深くなると汚れが溜まりやすくなり、そのままにしておくとサビが発生する可能性があります。

あまりにも症状がひどい場合には、金属のベルトでも交換する必要が出てきますので、このような状態になる前に定期的な点検とメンテナンスを行うことが大切です。

腕時計のベルト交換は自分ですべきか、プロに依頼すべきか

ここまでベルトの種類と交換時期について説明してきましたが、みなさんがやはり気になるのは腕時計のベルトを「自分(DIY)」で交換すべきか、それとも「プロ」に頼んで交換すべきかだと思います。やはり、これにもメリット・デメリットがありますので、それぞれ確認しましょう。

腕時計のベルト交換をDIYで行うことのメリットとデメリット

腕時計のベルト交換をDIYで行うことには、いくつかのメリットがあります。

まずは何と言っても、自分自身が作業を行うため、手頃な価格でベルトを交換することができる点です。ベルト自体の購入費用以外にも作業工具の購入費用がかかります。業者に依頼するよりも購入費用の方が安価になりやすいでしょう。

また、自分で交換することで、時計店に出す手間や、見積もりを出してもらうなどのやりとりの時間を省くことができます。さらに、ベルト交換が自分でできるスキルを身につけることができれば、その道に進みたい方には、そのスキルが将来的に役立つでしょう。

一方、DIYで腕時計のベルト交換を行うことにはいくつかのデメリットもあります。まず、DIYの手順が間違っていた場合や、専用の工具を利用しない場合などには、交換作業が難しくなったり、最悪の場合には腕時計を壊したりする可能性があります。さらに、DIYを行った場合、購入店舗(腕時計の正規メーカー)の保証の対象外となる場合が多くあるため、慎重に考える必要があります。

腕時計のベルト交換をプロに任せるメリットとデメリット

腕時計のベルト交換をプロに任せるメリットは、専門的な知識や技術を持ったプロの技術で確実に交換ができることです。また、プロによる交換は保証期間が設けられている場合があり、何か問題があった場合でも再度修正をしてもらえることもあります。さらに、プロによる交換では作業にあった専用工具やパーツが使われるため、正確で高品質な交換作業が期待できます。

ただし、プロに依頼する場合はその分費用がかかること、また、一定期間は腕時計を預ける必要がある為、その間はその腕時計を装着できないことがデメリットとして挙げられます。プロに依頼する際には、信頼できる修理業者を選び、事前に見積もりを取ることをおすすめします。

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K’s factory(ケイズファクトリー)では、時計専門店様から数多くの難しい依頼を受けてきた経験豊富な技術者が皆様のご愛用の腕時計を的確に診断・修理いたしております。また、ほぼ全ての修理工程を自社工房内で完結しており、厳重なセキュリティシステムで責任をもって皆様の大切な腕時計をお預かりしております。ベルトの交換も行っておりますので、ぜひK’s factory(ケイズファクトリー)の宅配修理をご活用ください!

腕時計のベルト交換費用の目安

簡易見積り

腕時計のベルト交換にかかる費用は、様々な要因によって異なります。

一般的に、純正のベルトを使用する場合は、交換費用が高くなる傾向にあります。また、腕時計のブランドや機能性によっても交換費用に差が生じます。 一方、市販されている汎用品のベルトを使用する場合は、純正品に比べて交換費用が抑えられることがあります。しかし、汎用品の場合は、腕時計のブランドやモデルによっては装着が難しい場合があるため、注意が必要です。

プロに依頼する場合は、修理の内容や腕時計のブランドやモデルによって異なります。例えば、ベルトの長さ調整のためのコマ取りであれば500円〜1,000円程度が相場ですし、革ベルトの穴あけであれば、数百円程度で1穴を空けることが可能です。

ベルトの交換作業であれば、交換作業費として数千円程度かかることもありますが、依頼する業者によっては、これらの修理費用をほとんど頂かない場合もあります。なお、これらはあくまで作業費としての料金ですので、ベルトそのものの費用は上述した通り、純正品や汎用品かによって料金は異なりますが。別途かかる点にはご注意ください。

ブランド正規メーカー店や高級時計修理の場合、純正品を利用することも多く、ベルトのそのものの代金で数万円ほどかかることがあります。また、腕時計のモデルによってはブレスレットの素材が珍しい場合もあり、10万円以上などさらに高額な費用がかかることがありますので、ベルト交換を依頼する際には、しっかりと見積もりを取るようにしておきましょう。

交換費用を抑えるためには、市販品のベルトを自分で購入し、DIYで交換する方法もありますが、DIYでの交換作業には上述したようなメリット・デメリットがありますので、それを踏まえた上でDIYで行うべきか検討するようにしましょう。

総じて、腕時計のベルト交換費用は、純正品を使用するか、市販品を使用するか、プロに依頼するか、DIYで交換するかなど、様々な要因によって変わります。交換を検討する際には、予算や自分の技術レベルに合わせて適切な方法を選択することが大切です。

腕時計のベルト交換の前後のお手入れ方法

腕時計のベルト交換を行ったら、その後のお手入れも忘れずに行いましょう。特に、汗や汚れが付着した場合は、すぐに拭き取るようにしましょう。ベルトの素材によっては、水や湿気に弱いものもありますので、水洗いは避けましょう。

また、ベルトを取り外す際には、時計の本体部分も確認しましょう。汚れが付着している場合は、柔らかい布などで軽く拭き取ってからベルトを取り付けるようにしましょう。

定期的なメンテナンスとして、数か月に1度程度はベルトを時計から外して清掃することもおすすめです。この時に、ベルトの接続部分も確認し、緩みがあれば調整するようにしましょう。また、ベルトに傷が付いている場合は、専門業者に修理を依頼することもできます。

DIYで腕時計のベルトを交換する手順

腕時計のベルト交換方法ならびに利用する工具は、ブランドやモデルによって異なることがあります。ここでは、腕時計のベルトを「バネ棒」で取り付けられている場合の一般的な工具を紹介いたします。

<工具・道具>
・新しいベルト(必須)
・バネ棒外し(必須)
・ピンセット(細かい部品が出る場合に便利)

<手順>
・ベルトを取り外す工程
・新しいベルトを取り付ける工程

それぞれの工程を具体的に確認していきましょう。

ベルトを取り外す

①作業環境を整える

必要な工具と交換用のベルトを準備しましたら、作業がしやすくなるようにベルトを取り外す時計を寝かせた状態、または文字盤が下の状態になるようにセッティングします。また、工具を利用する際に腕時計を傷つけてしまわないよう、テープ(粘着性が弱いもの)などでケースを保護し、専用台を使用することで作業に集中しやすくなります。
作業環境が整いましたら、バネ棒外しの工具を差し込むための挿し込み口があるかどうか確認しましょう。挿し込み口の有無により、バネ棒外しの工具の使い方が少し変わってまいります。

②ベルトを取り外す

A:挿し込み口がある場合
バネ棒外しの先端を挿し込み口に挿し込むことで、バネ棒の先端が下がる機構となっています。バネ棒外しを挿し込みながらベルトを横にゆっくりとずらすことで、ベルトを外すことが可能です。もしも、バネ棒が下がらない場合には、サビや汚れなどバネ棒自体の不具合が考えられます。ご自身でその原因を特定できない場合には、プロの業者に任せてしまいましょう。

B:挿し込み口がない場合
挿し込み口がない場合には、ラグ(※)とベルト(またはブレスレット)の間に工具を差し込みながら、下に押し込みつつベルトを横にゆっくりとずらすことで、ベルトを外すことが可能です。
※ラグとは、腕時計のケースと一体となっている、ベルト(ブレスレット)を固定するための部分。

ベルトを外した際には、バネ棒も一緒に取り外します。新しいベルトにバネ棒がついていない場合には、この取り外したバネ棒を再利用する必要がありますので、無くさないように注意するようにしましょう。

新しいベルトを取り付ける

①作業環境を整える

新しいベルトにバネ棒が付いていない場合には、バネ棒を新しいベルトに差し込む必要があります。安定して作業を行う為、取り付ける腕時計は、専用台を使用することをお勧めいたします。

②ベルトを取り付ける

まずは、片側のラグ穴にバネ棒を挿し込みます。続いて、反対側のラグ穴にも挿し込みますが、そのままではバネ棒は入りません。バネ棒外しの工具を使い、バネ棒の先端を押し下げるようにしながらラグ穴に挿し込むようにずらしていきます。ラグ穴のある近辺までスライドしたら、押し下げていたバネ棒の先端を少しずつ戻していきます。上手くラグ穴にハマると「カチッ」と音がしますので、それを目安に作業をしてください。

③最終確認を行う

最後に軽く引っ張ったり、取付部分を曲げたりしてベルトがしっかりはまっているかどうかを確認するようにしましょう。

まとめ

腕時計のベルト交換は、腕時計を長く使い続けるために必要なメンテナンスの一つです。ベルトが劣化してしまったり、傷んでしまったりした場合には、早めに交換することが大切です。DIYでの交換には、手軽さやコスト面のメリットがありますが、腕時計の種類によっては道具や知識が必要であり、簡単にできない場合もあります。プロに任せる場合には、専門知識や経験に基づく正確な作業が期待できますので、オーバーホールといったメンテナンス作業と一緒に依頼するのも一つの方法です。

また、ベルト交換後には、腕時計のお手入れを行うことも大切です。汚れや水滴が付着している場合には、柔らかい布で拭き取り、水分等を十分に拭き取ってから保管しましょう。 腕時計のベルト交換を正しく行い、その後のお手入れまでしっかりと行うことで腕時計を長く愛用することができますので、ぜひこの記事を参考にしてください。

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