「グッチの時計の調子が悪くて修理したいから依頼先の情報が知りたい」
「依頼先のメリットとデメリットを依頼先を選ぶ際の判断ポイントにしたい」
「グッチの時計をオーバーホールに出したら費用や納期ってどれぐらいかかるの?」
この記事は、上記のような疑問に答えていく内容となっています。
GUCCI(グッチ)は創業者である「グッチオ・グッチ」によって、1921年にイタリアのフィレンツェで鞄工房として創業されました。
その後、グッチは高級ファッションブランドとしての地位を確立しています。
そんなグッチが初めて時計を販売したのは、1972年です。
ファッションブランドならではのデザイン性と、スイスメイドの品質で人気を博します。
現在では高級ブランド業界をリードするだけでなく、一流のファッションウォッチメーカーとしても知られています。
そんなグッチの時計でも、経年劣化や故障などのトラブルは避けられません。
この記事では、グッチの腕時計修理に関して依頼先を中心に解説していきます。
最後まで読んでいただくと、以下のようなメリットがあります。
「グッチ時計の修理の依頼先についてわかる」
「依頼先のメリットとデメリットを知ることで自分にとって適切な依頼先がわかる」
「グッチの時計をオーバーホールに出したときの費用や納期がわかる」
ぜひこの記事を、グッチの時計修理を依頼する際の参考にしてください。
GUCCI(グッチ)の時計修理の依頼先について【依頼方法も合わせて解説】
時計は使用していると外装の傷や汚れ、内部の経年劣化によるトラブルが起きてしまいます。
そんなときに頼れる依頼先や依頼方法について把握しておくと、スムーズに対処ができると思います。
ここでは、グッチの時計修理の「依頼先」と「依頼方法」について解説します。
GUCCI(グッチ)の正規店
グッチの時計修理を依頼する場合、まず思い浮かぶのは「グッチの正規店」です。
百貨店やアウトレットなども含めて、日本全国に存在します。
店頭で見積りもしてくれるので、スムーズに修理依頼ができます。
ただし点検の結果、見積りが後日になる事もあります。
GUCCI(グッチ)の正規店の依頼方法
正規店の依頼方法は、主に2つあります。
・全国にあるグッチの正規店およびアウトレットで店頭受付
・「グッチクライアントサービス」にて修理受付からの配送サービス
グッチの店頭受付は、スタッフとその場で相談しながら修理の話しが進められます。
店舗への持ち込みの際には正規品の証明として保証書も忘れないようにしましょう。
「グッチクライアントサービス」に問い合わせて、配送にて時計を修理に出すことも可能です。
配送料はかかりますが、最寄りに正規店が無かったり忙しいときに便利なサービスです。
腕時計の修理専門店
グッチの正規店以外で時計修理を依頼する場合は、「腕時計の修理専門店」がおすすめです。
腕時計の修理専門店では、様々なブランドやモデルの時計修理に対応しています。
そのため、高い技術力と豊富な実績を持っています。
腕時計の修理専門店の依頼方法
修理専門店の依頼方法も、正規店と似たような内容になります。
・全国にある修理専門店で店頭受付
・宅配サービス
修理専門店は、日本全国に数多く存在します。
近所に優良店があれば、気軽に預けられるのです。
そして、一部の修理専門店では「宅配サービス」を実施しています。
専用サイトで申し込めば、宅配キットが送られるので、あとは時計を入れて返送するだけです。
GUCCI(グッチ)時計の依頼先のメリット・デメリット
正規店と修理専門店のそれぞれに「メリット」と「デメリット」がありますので、以下に紹介します。
ぜひ、依頼先を選ぶ際の参考にしてください。
正規店のメリット:安心感の高いサービス
グッチの正規店では、品質や安全性が保証されます。
自社商品ならではの修理ノウハウと、高度な技術を持ったスタッフが修理にあたります。
純正パーツを使用するため、時計の性能やデザインも変わりません。
時計修理における安心感は正規店のメリットと言えるでしょう。
正規店のデメリット:費用が高額になる
正規店で修理を依頼する場合、一般的に費用が高額になりがちです。
ブランドの修理工房は、全国から送られる修理品に対応しなければいけません。
そのため、修理工房もそれなりの規模にする必要があります。
またスタッフの人件費に、純正パーツや専用の機械・道具などのコストや、
時計自体の販売にかかる諸経費(宣伝広告費)なども修理費用に反映されています。
修理専門店のメリット:費用が安くなる
正規店のデメリットに反して、修理専門店では費用が安く抑えられます。
理由は修理工房の規模が正規店よりも抑えられている点、またその他諸経費にあたる費用が修理代に加算されていない点にあります。
維持費が比較的かからないので、修理費用が正規店よりも安くなるのです。
修理専門店のデメリット:スキルの高い店を選ぶ必要がある
デメリットとしては、スキルの高い店を選ぶ必要があります。
修理専門店は、その数の多さゆえに実績や経験にバラつきが出てきます。
スキルが劣る店だと、修理でトラブルが起こる可能性も無くはありません。
それを防ぐためにも、以下のポイントを確認してみてください。
・スタッフの保有資格(時計修理技能士1級、WOSTEP認定など)
・グッチの修理実績
・ネットの口コミ
安心して任せるためにも、上記のポイントチェックは必須と言えます。
K’s factory(ケイズファクトリー)の宅配修理
K’s factory(ケイズファクトリー)では、時計専門店様から数多くの難しい依頼を受けてきた経験豊富な技術者が皆様のご愛用の腕時計を的確に診断・修理いたしております。また、ほぼ全ての修理工程を自社工房内で完結しており、厳重なセキュリティシステムで責任をもって皆様の大切な腕時計をお預かりしております。
内部(ムーブメント)のオーバーホールはもちろんのこと、外装部の点検・修理なども含めたトータル修理も賜っております。一部修理後のご相談やベルトの交換などのご依頼も対応しておりますので、ぜひK’s factory(ケイズファクトリー)の宅配修理をご活用ください!
GUCCI(グッチ)時計のオーバーホール費用と納期
グッチの時計修理の中でも、最も重要なのはオーバーホールです。
オーバーホールとは、時計の定期メンテナンスのことで、以下のような作業を行います。
①時計をすべて分解
②内部パーツの洗浄
③外装(ケースやバンド)の洗浄
④パーツに注油する
⑤時計の組み立て
⑥機械の精度調整
⑦防水テスト
内部をリフレッシュすることで、時計の長寿命化にもつながります。
オーバーホールは定期的に行うことが望ましいですが、費用や納期は正規店と修理専門店で異なります。
ここでは、グッチのオーバーホール費用・納期を依頼先別にご紹介します。
GUCCI(グッチ)正規店のオーバーホール費用と納期
機能 | オーバーホール料金(税込) |
---|---|
クォーツ | 約29,700円〜 |
クォーツクロノグラフ | 約42,900円〜 |
機械式 | 約37,400円〜 |
クロノグラフ | 約49,500円〜 |
『納期』
国内:約1ヶ月~
スイス対応:約2ヶ月~
オーバーホールは、時計の機能や仕様によって料金が変動します。
さらに、オーバーホール作業以外のパーツ交換が入ると、料金が加算されていきます。
納期は、受付してから約1ヶ月程度ですが見積もり次第では、スイス工房での対応になることもあります。
そうなると、納期は最低でも約2ヶ月をみていた方が良いでしょう。
修理専門店のオーバーホール費用と納期
機能 | オーバーホール料金(税込) |
---|---|
クォーツ | 約18,700円~ |
クォーツクロノグラフ | 約30,800円~ |
機械式 | 約25,300円~ |
クロノグラフ | 約35,200円~ |
納期:約3週間~
修理専門店のオーバーホールを依頼する場合、一般的に正規店より安価になります。
オーバーホールは定期的に必要なので、長い目で見てコストの削減になります。
納期も短くなり、最短で約3週間です。
しかし正規店と同様に、見積もり次第でどちらもプラスになる可能性があります。
オーバーホールの頻度について
グッチの時計を長く使うためには、オーバーホールの頻度を適切に管理することが大切です。
クォーツ式=4~5年
機械式=3~5年
一般的に上記の年数での定期的なオーバーホールが推奨されています。
主に以下のような症状があれば、早めにオーバーホールを依頼しましょう。
・時計が大幅に遅れたり早まったりする
・時計が動かなくなる
・ガラス内に曇りがある
故障する手前か、症状によってはすでに故障している可能性もあります。
GUCCI(グッチ)の時計を長持ちさせるセルフメンテナンス4選
グッチは言わずと知れた高級時計ですので、修理費用も同様にかなりの費用になります。
使い方やセルフメンテナンス次第では時計の長寿化を図れたり、オーバーホールの頻度を減らすことも可能です。
ここでは、グッチの時計を長持ちさせる「セルフメンテナンスの方法」を4つ紹介します。
①全体をクロスで拭く
時計全体を拭くだけで、外装のダメージをある程度軽減できます。
時計は腕に着けていると、汗や皮脂、ホコリなどで汚れやすくなります。
そのままにしておくと、時計の表面や内部にダメージを与える可能性があります。
そこで、時計を外したら柔らかいクロスで全体を優しく拭きましょう。
特に、ベルトやバックルの部分は汚れが溜まりやすいので、念入りに拭くことをおすすめします。
②高温・湿気を避ける
基本的に時計は、高温や高湿度の環境を避けて保管するのがおすすめです。
高温により内部のパーツが変形したり、故障する恐れがあります。
湿気も、内部に水分が入り込んで故障したり、表面のサビに繋がることもあります。
保管場所はできるだけ風通しの良い場所を選びましょう。
さらに、以下の場所にはなるべく持ち込んだり放置しないように気をつけましょう。
・風呂、サウナ
・直射日光が当たる場所
・真夏の車内
③強い衝撃を避ける
外部からの強い衝撃も、故障の原因になります。
特に機械式時計のムーブメントは、多数の部品を組み合わせて作成しているので、強い衝撃により故障する可能性が高まります。
衝撃に比較的強いと言われるクォーツ式でも、ガラスやケースなど外装のキズや破損につながります。
そのため、スポーツや重労働などの激しい動きをする場面では、なるべく時計を外すようにしましょう。
また、普段使いでも時計を落としたりぶつけたりしないよう、できるだけ注意しましょう。
もしも衝撃を受けた場合は、すぐに正常に動作しているか確認し、異変を感じた場合は修理の依頼を検討しましょう。
④時計を放置しない
時計は長期間にわたって放置すると、故障のリスクが高まります。
機能別に解説すると、以下のようになります。
クォーツ式=気づかない間に電池切れを起こし、さらに放置すると電池の液漏れが起きて内部が故障する
機械式=内部に使用している潤滑油が固まって、かみ合わせの悪さから精度不良をおこし最終的にパーツが破損する
クォーツ式は停止が確認できた段階で、電池交換を依頼することをおすすめします。
機械式は使わないときも、定期的にリューズを回し動かすようにしましょう。
各パーツに塗られた油が循環し、固まるのを防ぎます。
時計の使用目的やローテーションを決め、放置することなく定期的に使用することを心がけましょう。
まとめ
ここまで、グッチの時計の修理について解説してきました。
この記事の要点をまとめると、以下になります。
・依頼先は「グッチの正規店」と「腕時計の修理専門店」
・基本的に依頼方法は「来店受付」か「宅配サービス」
・受付窓口は修理専門店の方が多い
・正規店の修理=高い安心感と引き換えに費用が高額になる
・修理専門店の修理=費用は安いが店によってスキルに差がある
・正規店のオーバーホール納期は約1ヶ月~、スイス対応だと約2ヶ月~
・修理専門店のオーバーホール納期は約3週間~
・オーバーホール頻度はクォーツ式が3~5年、機械式が3~5年
・時計をセルフメンテナンスすると修理のリスクが軽減できる
結論としては、「スキルの高い修理専門店に依頼する」ことをオススメします。
正規店と変わらないクオリティで、コストも抑えられるからです。
さらに、ネットからの宅配サービスも利用すれば、手軽さもプラスされます。
しかし、時計の状況によっては純正パーツが必要なときもあります。
なるべくパーツ交換のリスクを無くすために、セルフメンテナンスも実施してみてください。
それでも純正パーツの破損が見受けられた場合は、正規店に依頼しましょう。
時計の修理は、使用を続ける上で避けることができません。
特にオーバーホールは、時計の長寿命化に大きく関わるメンテナンスです。
プロの手で修理を手掛けてもらい、グッチの腕時計を末永く愛用できるようにしてください。