「パテックフィリップの腕時計のオーバーホール料金や納期が知りたい」
「パテックフィリップのオーバーホールの依頼先について知りたい」
「パテックフィリップの腕時計のオーバーホールを依頼する際の注意点が知りたい」
この記事は、上記のような疑問に応える内容となっています。
パテックフィリップは、1839年にスイスで創業された腕時計のブランドです。
創業当初から、複雑機構の第一人者としてゆるぎない評価と実績を残してきました。
1851年=ロンドン万国博覧会で「竜頭巻き上げ式の時計」を発表
1881年=「精密緩急調整機構」の特許を取得
1889年=「懐中時計用永久カレンダー機構」の特許を取得
1902年=「スプリット秒針クロノグラフ機構」の特許を取得
腕時計業界でも、最高峰のマニュファクチュール(自社一貫製造)ブランドとして知られています。
さらに、「オーデマ・ピゲ」「ヴァシュロン・コンスタンタン」と並んで、”世界3大時計”としても有名です。
そんなパテックフィリップの腕時計でも、使用していればムーブメントが経年劣化してきます。
具体的には、ムーブメントのパーツが円滑に動作するために使用している潤滑油が、徐々に乾燥してくるのです。
乾燥した状態で使用し続けると、最終的にパーツが破損して腕時計が故障してしまうのです。それを防ぐためにも、定期的にオーバーホールを依頼しなければいけません。
この記事では、パテックフィリップの腕時計のオーバーホール料金や期間、依頼先や注意点に関しても解説していきます。
最後まで読んでいただくと、以下のようなメリットがあります。
「パテックフィリップの腕時計のオーバーホール料金や納期がわかる」
「パテックフィリップのオーバーホールの依頼先についてわかる」
「パテックフィリップの腕時計のオーバーホールを依頼する際の注意点がわかる」
パテックフィリップは、腕時計ブランドの中でも最高峰と言われています。この記事を参考に、ぜひ愛用しているパテックフィリップの腕時計をオーバーホールしてみてください。
パテックフィリップのオーバーホールの依頼先について
パテックフィリップのオーバーホールの依頼先は、主に2つとなります。
・パテックフィリップの正規サービス
・腕時計の修理専門店
これらの依頼先を、それぞれ2点のポイントを挙げながら詳しく解説していきます。
パテックフィリップの正規サービス
パテックフィリップの正規サービスのメンテナンスは、主に下記の2種類です。
・パーシャルメンテナンス=主にケースやブレスレットなどの外装部分の洗浄や防水検査等を行う。
・フルメンテナンス=「パーシャルメンテナンス」の内容に加え、ムーブメントパーツの検査、洗浄・注油や調整などを行う。
どちらも、必要に応じて修理作業も行います。
日本にもサービスセンターが設けられており、東京に「パテックフィリップジャパン・サービスセンター」があります。日本国内で受け付けた修理品のほとんどは、ここに送られるのです。
在籍している時計師は、全員スイスでトレーニングを受けて専門の資格を取っているので、高いクォリティのメンテナンスが実施されます。
パテックフィリップの腕時計でも、一部のモデルは国内ではなくスイスに送られます。スイスにあるパテックフィリップの工房は2020年にリニューアルし、他社と比べても広大な規模を誇っています。
昔からのパーツが大切に保管され、これまで制作したほぼ全ての時計の修復を可能としています。
ポイント①:永久修理ができる
パテックフィリップは、自社の腕時計に対して「永久修理」を保証しています。「永久修理」とは、自社の商品であれば永久に修理を受け付けるという意味です。
創業当初のモデルも修理するために、在籍する技術者は19世紀当時の修理技術を体得しています。創業当時の技術とパーツを継承して、永久修理に対応できる体制を保っているのです。
その結果、1839年の創業以来製作された全てのモデルが修理可能となっています。
「永久修理」をしてくれることにより、孫子の代まで受け継ぐこともできるのです。
ポイント②:並行差別がない
パテックフィリップには、修理するにあたって「並行差別」がありません。
「並行差別」とは、正規店以外で購入した品物に関して正規サポートで修理を受け付けない、あるいは正規サポートの料金よりも高額な修理料金を要求するというものです。
パテックフィリップでは、並行輸入品であっても、国際保証書があって本物と証明できれば修理可能です。
「永久修理」も含めて、パテックフィリップは手厚いアフターサービスも魅力の1つとなっています。
腕時計の修理専門店
腕時計の修理専門店は、故障したり不具合を起こした腕時計を専門家が修理してくれます。
電池交換やオーバーホールはもちろん、外装のメンテナンスなど網羅的な対応が可能です。
日本には全国に多数の修理専門店があり、個人店からネット店舗まで様々なスタイルでサービスを提供しています。
専用の設備や道具に、腕時計修理における専門の資格を保有した時計師が常に在籍しています。
ポイント①:修理料金が安くなる
オーバーホールも含めて、基本的に正規サービスよりも修理専門店の方が修理料金は安くなります。
理由としては、オーバーホールや修理全体にかける人の数を極力減らし、費用を抑えていることが挙げられます。
一方で、修理工程にかける人数を減らしているということは一人一人の職人が持つスキルは当然高いものが求められます。よって、修理専門店の中でも質の高いサービスを提供してくれるところは正規サービスに比べ遜色のないクオリティの高いサービスを提供してくれます。
オーバーホールは腕時計の修理の中で最も高額なうえ、定期的に必要なメンテナンスです。
少しでもランニングコストが抑えられるのは、修理専門店のメリットと言えます。
ポイント②:宅配サービスが利用できる
主にネット店舗になりますが、宅配サービスを提供している修理専門店もあります。来店しなくても、ネットで申し込んで宅配キットを送ってもらい、自宅から発送できます。
修理店が近くで見つからなかったり、多忙で来店できなくても、修理店に依頼できるのです。
K’s factory(ケイズファクトリー)の宅配修理
K’s factory(ケイズファクトリー)では、時計専門店様から数多くの難しい依頼を受けてきた経験豊富な技術者が皆様のご愛用の腕時計を的確に診断・修理いたしております。また、ほぼ全ての修理工程を自社工房内で完結しており、厳重なセキュリティシステムで責任をもって皆様の大切な腕時計をお預かりしておりますので、ぜひK’s factory(ケイズファクトリー)の宅配修理をご活用ください!
パテックフィリップの腕時計のオーバーホール料金と期間
オーバーホールを依頼するにあたって、やはり気になるのは料金と納期だと思います。
腕時計のオーバーホールは1回で終わりではなく、所有している限り定期的に依頼する必要があります。
パテックフィリップはスイスメイドなので、所有モデルや点検の結果次第ではスイス送りになる可能性もあります。そうなると、1回のオーバーホールで予想以上の料金と納期が掛かるのです。
そのため、ある程度は料金や納期を把握しておいて、予算や時間的な余裕を持っておく必要があります。
正規サービスのオーバーホール料金
(2023年9月現在)
腕時計の機能 | オーバーホール料金 |
---|---|
クォーツ | 約108,000円 |
手巻き | 約162,000円 |
自動巻き | 約180,000円 |
コンプリケーション 1 | 約234,000円 |
コンプリケーション 2 | 約324,000円 |
コンプリケーション 3 | 約414,000円 |
グランドコンプリケーション | 見積もり |
パテックフィリップには、複雑機構のモデルも多数存在します。「コンプリケーション」は、複雑機構のレベルや搭載している数で腕時計の値段が変動します。それに伴い、オーバーホール料金も変わってくるのです。
スイス本社の対応になると、上記よりも高額になります。見積もりで高額だったからと言ってキャンセルしても、キャンセル料だけでも最低8万円ほどかかるのです。
修理の受付は、東京にある「パテックフィリップ・サービスセンター」か、全国にある正規販売店でしてもらえます。
正規サービスのオーバーホール期間
国内のサービスセンターで対応できた場合の納期は、約7週間となります。
国内のサービスセンターで対応できない機能は以下になります。
・グランドコンプリケーション
・20年以上前のクラシックモデル
・文字盤等の外装修理
上記は基本的にスイス送りでの対応となります。スイス本社送りの場合は、納期が半年かかる事もあるのです。
そのため、正期サービスのオーバーホールは大幅に時間の余裕を持っておく必要があります。
修理専門店のオーバーホール料金
腕時計の機能 | オーバーホール料金 |
---|---|
クォーツ | 約38,500円~ |
手巻き | 約48,400円~ |
自動巻き | 約55,000円~ |
コンプリケーション 1 | 約66,000円~ |
コンプリケーション 2 | 約71,500円~ |
コンプリケーション 3 | 見積もり |
グランドコンプリケーション | 見積もり |
正規サービスと比べて、かなり安い料金設定です。
しかし、修理専門店によって料金は変動しますので、上記よりも高額になる可能性はあります。
修理専門店は数が多いので、近所や通勤・通学ルートに依頼できる店があれば、気軽に立ち寄ることができます。
修理専門店のオーバーホール期間
修理専門店のオーバーホール期間は、3~4週間となっています。修理料金と同様に、納期も早くなります。
正規サービスのように、スイス送りになることはないので、上記から極端に納期が延びることはありません。
ただし、以下のような条件だと延びる可能性はあります。
・純正パーツの使用が必要で正規サービス送りになる
・年末年始などで長期休業になる
修理専門店で対応できない場合は、正規サービス送りを見積もりなどで提案される事があります。
もちろんそうなると、正規サービスの納期がプラスとなるので大幅に日数がかかってきます。
GW、お盆、年末年始などの大型連休は工房が休みになるので、上記の日数から10日前後はプラスになる可能性があるのです。
パテックフィリップの腕時計のオーバーホールを何年おきに依頼するか
腕時計のオーバーホールを定期的にするといっても、何年おきに依頼するかわかっておく必要があります。
タイミングを逃してしまうと、内部の乾燥が進んで故障する可能性があるからです。
ブランドの推奨期間は4~5年
ブランドが推奨するオーバーホールの期間は、4〜5年となります。
内部の潤滑油が乾燥してくる、おおよその周期などで決まってくるのです。
購入後やオーバーホール完了後から、上記の年数が経てば依頼してみましょう。
適切な期間でオーバーホールすれば故障のリスクも減り、腕時計の寿命も伸びるのです。
パテックフィリップの腕時計のオーバーホールに関する注意点
オーバーホールを依頼するにあたって、何か注意点が無いか気になるかもしれません。
パテックフィリップは高級時計なので、少しでも不安要素を解消しておくに越したことはありません。
ここでは、パテックフィリップの腕時計のオーバーホールに関する正規サービスの注意点を、解説していきます。
正規サービスの注意点:「フルメンテナンス」に外装の研磨が含まれていない
ブランドの正規サービスには、オーバーホール作業に加えて外装の研磨が加えられていることが多くあります。
しかし、パテックフィリップの「フルメンテナンス」には含まれていないので、希望する場合は別料金となります。
研磨する箇所 | 研磨料金 |
---|---|
ケースまたはブレスレット | 約63,000円 |
ケースとブレスレット | 約90,000円 |
「他のブランドは研磨されて戻ってきたのに、パテックフィリップではされなかった。」とならないように、把握しておくのも良いでしょう。
まとめ
パテックフィリップのオーバーホール料金や期間について、依頼先や注意点なども交えて解説してきました。
この記事をまとめると以下になります。
〈パテックフィリップのオーバーホールの依頼先〉
・パテックフィリップの正規サービス
ポイント①:永久修理ができる
ポイント②並行差別がない
・腕時計の修理専門店
ポイント①:修理料金が安くなる
ポイント②:宅配サービスが利用できる
〈パテックフィリップの腕時計のオーバーホール料金と期間〉
・正規サービスのオーバーホール料金
(2023年9月現在)
腕時計の機能 | オーバーホール料金 |
---|---|
クォーツ | 約108,000円 |
手巻き | 約162,000円 |
自動巻き | 約180,000円 |
コンプリケーション 1 | 約234,000円 |
コンプリケーション 2 | 約324,000円 |
コンプリケーション 3 | 約414,000円 |
グランドコンプリケーション | 見積もり |
・正規サービスのオーバーホール納期
7週間~
・修理専門店のオーバーホール料金
腕時計の機能 | オーバーホール料金 |
---|---|
クォーツ | 約38,500円~ |
手巻き | 約48,400円~ |
自動巻き | 約55,000円~ |
コンプリケーション 1 | 約66,000円~ |
コンプリケーション 2 | 約71,500円~ |
コンプリケーション 3 | 見積もり |
グランドコンプリケーション | 見積もり |
・修理専門店のオーバーホール納期
3~4週間
〈パテックフィリップのオーバーホールを依頼する頻度〉
・ブランドの推奨期間は4~5年
〈パテックフィリップの腕時計のオーバーホールに関する注意点〉
・正規サービスの注意点:オーバーホール作業に研磨が含まれていない
パテックフィリップは、これまでに歴史的な名品を多く手がけてきたことから、「時計界の王」とも言われています。
そんな最高品質の腕時計を、少しでも長く適切な精度で使用するためにも、ぜひオーバーホールを依頼してみましょう。